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大切な人を亡くした友達のためにできること2

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ひとつ前のエントリーで、英語の記事を翻訳しましたが、
日本語では、遺族をどうサポートするかついての記事は、
なかなか見つけられませんでした。

ネット記事としては貴重な、死別の悲しみとケア:1
は、
少しでも多くの方の目に触れ、遺族の心境について、
広く知ってもらえたらなと思います。

もちろん、遺族自らが、悲しみとどうつきあっていくか、模索しなくてはなりません。
再び生きていこうとするのは、本人にしかできないのですから。

けれど、悲しくて、どう進んでいいかわからないときに、
手を差し伸べてもらえたら、心にぽっと、明かりが灯ります。
想ってくれる人がいると感じられたら、終わりのないような苦しい日々を、
一歩ずつ、歩いていく勇気がもらえます。

今日は、私の体験から思ったことを、具体的にまとめてみました。


うれしかったこと、助けられたこと

□ただ、話を聴いてくれた。自宅で。電話で。

□亡くなった直後、代わりに買い物に行って、必要なものを買ってきてくれた。
 出かける気力も体力もなかったので、とても助かった。

□きれいなお花とお菓子を持って、お参りに来ていただいた。
 このお花は、「できあがったら、お母様のイメージでした」。
 水色が好きだった母を思い出す色合いで、とてもうれしかった。
 来ていただくときは、食事よりお茶が、準備と片付けが簡単で、正直ありがたい。

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□心のこもったお手紙、お葉書、メールをいただいた。

□お茶や、食事に誘ってくれた。
 私の無理のない範囲で、日にちや場所を考えてくれた。

□お花を贈っていただいた。これは、アメリカから。
 「明るい春の花で、家族が癒されるように」。とても癒された。

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□「無理しないで。家事も、完璧を目指そうなんて思わなくていいよ」と、
 言ってくれた。

□夕ごはんの献立が「全く」思い浮かばないとき、アイデアをくれた。
 思考力、判断力が落ちるので、そういうことが「とても」助かる。

□「Karenさんのことを想っている人がいると伝えたくて」と、
 私が好きなもの、かわいいものをたくさん送ってくれた。
 離れていても、気持ちがよーく伝わってきた。

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言われて悲しかったこと

□「Karenちゃんのお母さんは、○歳だったから、まだいいほうだよ。
 ○○のお母さんなんて、○歳だったんだよ」
 
□「(親との別れは)いつかは誰もが経験すること」

□「がんばって」

□治療方針、病院の選択について。責められたように感じる。
 一番救いたい、亡くなってほしくないと思っていたのは、家族。

□今後について、ああしろ、こうしろと、偉そうにアドバイスする。


これから、家族とお別れをした人に、したいと思っていること

□話を聴く。私の経験を話したとしても、押しつけないようにする。

□買い物を申し出る。亡くなる前後は、特に助かる。

□お花を贈る。ほんとうに癒される。お悔やみの気持ちが伝わってくる。

□読んで、とても救われた本を贈る。
 「読みたいときに、読んでね。パラパラとめくるだけでも」と言って。
 でも、長い文章を読む気力がないかもしれないので、気をつける。
   
□遺族を悲しませる言葉について、できるだけ多くの人に知ってほしい。
 そのために、周りの人に、ブログでも、経験したことを話す。

□親御さんがおいくつであっても、「大往生でしたね」
 「長生きで、よかったですね。うちの母は、○歳でしたから・・・」と言わない。
 歌手の細川たかしさんも、お父様が99歳で亡くなられて、
 「おふくろが逝って、おやじもいなくなった」と、ボロボロ泣いておられた。
 いくつになっても、お別れは悲しいもの。

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コメント

Karenさん、こんばんは。

うん、うん、そうそう・・・と頷きながら、記事を読ませていただきました。

死別を体験してから、すっかり人付き合いが苦手になってしまった私ですが、ただひたすらに話を聞いて欲しいという欲求に駆られることがしばしばあります。
でも、そんな奇特な人はそうそういないので、私は自分の気持ちをブログにぶちまけています。

お花は本当に癒されますよね。末期のすい臓がんに冒された夫は食事を摂ることがほとんど出来なかったので、少しでも気持ちが和らいでくれたらと、病室にお花を飾ることだけが私のできることでした。
そんなこともあって、夫の死後の今も、仏壇に飾るお花にはついつい力が入ってしまいます。tulip

投稿: buchi | 2009年6月 6日 (土) 19時06分

karenさん
はじめまして。
突然のコメントをお許し下さい。

この3月に大切な人を亡くし、日々悲嘆と葛藤の中にいます。
そんな中で、karenさんのブログに出会い、あまりにも今の私の言いたいことにピッタリで、思わずコメントさせていただきました。

夫が逝ってしまった直後より、少し経った今のほうが辛く、言いようのない、行き場のない思いをもてあましている状態です。

karenさんのこのブログを読んで、少し癒されました。
これからもお邪魔させていただければと思います。
よろしくお願いします。

投稿: スナフっち | 2009年6月 7日 (日) 09時35分

Karenさま、こんにちは。

Karenさまのブログを拝見して、当てはまるものが多々あって、そうだよね、そうだよねと一人呟いています。
心無いことを言われる方も、悪気なく口にされているから更に私たちは悲しいんだ…ということを中々理解していただけない。
人の振り見て我が振り直せ…の言葉通り、せめて自分が言われて悲しかったことは口にするのだけはするまいと、固く決心しています。

またお邪魔させていただきますね。。。

投稿: みかりん | 2009年6月 7日 (日) 12時00分

>buchiさん

こんばんは。
コメント、ありがとうございます!

こちらこそ、いつもbuchiさんの記事に共感していて、何度救われたことか・・・。本当にありがとうございます。
私は、「気持ちのぶちまけ」大歓迎です。
私もここで、けっこう書いています。(親戚には、見せられないことも・・・)

>死別を体験してから、すっかり人付き合いが苦手になってしまった私ですが

私も同じです。傷つきやすくなったというか、
無神経としか思えない言動が嫌になって、それならこちらから無理に近寄らなくてもいいかな・・・となりました。
そんななか、まだ友達を続けている人は、
ほんとうに貴重な存在、真の友だなと思います。
気持ちが不安定な私につきあってくれるなんて、なんて希少な存在なんだろうと。
母が亡くなったことで、どの人間関係を大切にすべきか、自ずと見えてきました。

お花はもちろんですが、せめてお花をというbuchiさんのお気持ちが、ご主人の癒しになったと思います。
情景を想像して、胸がいっぱいになります。

お供えのお花を選ぶようになってから、季節のお花、お花の旬(?)に敏感になりました。以前より、季節感のある暮らしに、ある意味なっています。
buchiさんの芍薬を拝見して、母にも買ってみようかなと思ったり。
母のために選んだお花なのに、一番癒されているのは、私のようです。

投稿: Karen | 2009年6月 7日 (日) 22時08分

>スナフっちさん

こんばんは、はじめまして。
コメントを残して下さって、ありがとうございます。

スナフっちさんのブログ、拝見いたしました。
ご主人を3月に亡くされたとのこと・・・。
私は娘という立場ですが、本当に大切な、大好きなかけがえのない人を亡くした気持ち、わかります。

気持ちをさらけ出すことに悩みましたが、スナフっちさんの心が少しでも軽くなったのであれば、書いてよかったと思います。
自分の日記にアナログで書いていては、こういう出会いは生まれなかったですものね。

>夫が逝ってしまった直後より、少し経った今のほうが辛く、言いようのない、行き場のない思いをもてあましている状態です。

おっしゃること、よーーくわかります。
私も、直後は、事務手続きや電話連絡など、比較的こなせていました。
けれど、納骨が終わってから、「お別れ歴」が長くなればなるほど、会いたい気持ちが強くなって。
「あぁ、もう○か月も声を聴いていないんだ」と、ふと思ったり。
朝起きて、「お母さんは、もういないんだ」と再確認して泣いたり。
今でも、母娘で歩いている人を見ると、さびしくてしょうがないです。

夢で母が時々出るのですが、夢でも元気な母に会えたことがうれしくて、朝起きて、父に報告してるうちに、涙が出たり。(子どものようですね・・・)
考えてみたら、まだ5か月も経っていないのだから、平気なわけないよね、ありのままでいいよ、と自分を許してあげてます。

父を見ていると、私とは違う悲しみ、寂しさがあるのだなと感じます。
なので、スナフっちさんの悲しみ、葛藤も、とても苦しいとお察しします。
子どもはどんなにがんばっても、配偶者の大きな存在を埋めることは、できないのですから・・・。気は紛れるかもしれないですが、心に開いた穴は大きいのだろうな・・・と。
これからも一緒に歩んでいこう、こうしよう、と思っていたのに。それが奪われてしまった・・・。

ブログにもお邪魔させていただきますね。

投稿: Karen | 2009年6月 7日 (日) 22時33分

>みかりんさん

こんばんは。
お忙しい中、コメントありがとうございます!

>心無いことを言われる方も、悪気なく口にされているから更に私たちは悲しいんだ…ということを中々理解していただけない。

そうなんですよね・・・。
これは、セクハラと同じで、「何を言うと問題なのか」知らない、その無知がなくならないかぎり、傷つくひとは減らないですよね。
経験しないとわからない、ではなく、経験しなくても、想像力を働かせてなんとかならないものか・・・と思っています。
会社でセクハラが減ったように。

>せめて自分が言われて悲しかったことは口にするのだけはするまいと、固く決心しています

ほんとに、そうですね。
それと、気が早いのですが、子供、孫の代まで、引き継いでいこうと思っています。
「お母さんは、こうだったよ」と語ることで、その子たちが、人を思いやれる人になってほしいです。

みかりんさん、くれぐれも、体調に気をつけてくださいね。
何かありましたら、いつでも声をかけてください。ご自分を、あまり責めないでくださいね。じゅうぶんすぎるくらい、一生懸命、やっておられますよ!頭が下がります。

投稿: Karen | 2009年6月 7日 (日) 22時44分

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