本選びの打率を上げるには
蔵出し記事の第2弾です。これは、2008年12月に書いたものです。
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おもしろそう!と思って買った本を実際に読んでみたら、
「ハズレ」だったという経験はありませんか?
本はたくさん買って読みたい。
でも、予算が限られていて、そんなに買えない。
できれば当たりの確率を高くしたい、と思いませんか?
今日は、「Reading Hacks」から、なるほど~と思った部分を紹介します。
そもそも、「本選びの打率」とは、どれくらいの数値なのか?
明治大学教授・斎藤孝さん(「声に出して読みたい日本語」)の打率は、
「6割6分6厘」だそうです。
日本語の達人でさえも、3冊に1冊はハズレだということ。
それなら、私のような「素人」がハズすのは仕方がないのかも。
でも、何かいいコツがあるのなら、知りたい。
印象的なコツのひとつは、「ビジネス書はウェブショップで買わない」。
どうしてダメなのか?
(本の感想をブログで書いているので、矛盾しているのですが)
それは、「インパクトの強いレビューにひっかかって、
本当は必要でない本を買ってしまいがち」だから。
「重要なのは、レビューアーの意見ではなく、自分の抱えている問題を自覚し、
少しでもそれに対応するヒントを探せるか」(p.55)。
つまり、他人の好みや意見を、なるべく取り入れないようにするのがコツなんだそう。
今までは、レビューを保証のように感じていたので、全く逆の発想です。
「打率」を上げるためには、実際に書店に足を運んで、
自分の眼で確かめて購入する。それを続けるのが大事とのこと。
確かに、ネットで見て気になった本でも、実際に書店で見たら、
思った内容と違っていて買うのをやめた、ということもあります。
全体的な読みやすさ、レイアウト、情報量、「最終的にこの本は買いなのか?」
といったことがわかります。
といったことがわかります。
この本の著者と私の習慣で同じだったのが、「読書のほしいものリスト」を作っておくこと。私は手帳に書いています。
もし、ハズレの本をひいてしまったときは?
「おもしろくない本は、読むのをやめる。
ハズレの本を読むことほど、時間の無駄はない」(p.110)。
つい元を取ろうと思って、最後まで読もうとしていましたが、
これからは、思い切って途中でやめてみよう!
本で当たりが出たときの楽しみ方として、「読書キット」が提案されています。
著者のキットは
*最近読んでいる新書や文庫が2冊
*フィルム素材のpost-it
*色ペン2-3本
*iPod
*小さなスケッチブック
以上を、ペンケース(無印で売っているような透明のポーチ)に入れる。
これがあれば、移動時間や人を待っているときなど、15分くらいのすきま時間にも
メモを取りながら読書ができて、本を活用できるそうです。
読書中にメモは取らない派ですが、post-itはあると確かに便利だと思い、
この本を読んですぐお店に直行。買ったのは、これ 。
今まではページの端を折るだけでしたが、圧倒的に感動した部分に
ポスト・イットを貼るようにしてます。
私はページの折りすぎ傾向にあるため、感動レベルの見分けがついて、便利です。
本を閉じたときの見た目も綺麗で、おすすめです。
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この記事を書いたあと、母が亡くなってから読む本は、
悲しみを癒す本が中心になりました。
(それと、「料理本」)
そのとき一番の悩みの解決法、答えを、必死になって本に求めます。
死別体験者である著者は、いわば「先達」。
「私も同じです!」と言いながら、一緒に話している気分になり、
どうにもならない感情を、少しずつ解放しようとしています。
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