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2009年4月

おくりびと

映画をご覧になった方も多いかと思う、「おくりびと」。
私がこの映画を観たきっかけは、母が亡くなったことなのですが・・・。


母の納骨まであと1週間という頃、叔母が「お参りしたい」と、訪ねてきました。
家には私ひとりでしたが、母の治療方針や
親族への連絡のタイミングなどについて、いろいろと言われました。

その場はなんとか対応したのですが、
お風呂で湯船にちゃぽんとつかっていたら、
胃が痛くなって、悲しくて、涙がぼろぼろとまらない。

気持ちを鎮めたい。静かな気持ちで、母のお骨をお墓にお納めしたい。
すがるような想いで、次の日、気になっていた「おくりびと」を観に行きました。

おくりびと [DVD]

納棺の場面がいくつも出てきますが、
つい最近体験したばかりなので、臨場感がありすぎます。
それぞれのお別れに、自分を重ね合わせ、
映画の上映中ほとんど、肩を震わせて泣いていました。
もう、周りなんて、お構いなしで。

棺に納めて、扉を閉める場面が連続するシーンは、
送られる側、旅立つ人の目線なので(棺の内側から撮影)、
なんとも言えない気持ち。
永遠の別れを思い、胸がいっぱいになります。

今まで死別の映画を観たのとは、
比べものにならないほど、大泣きしました。
それもそうですね。
疑似体験ではなく、現実に起こってしまったことですから・・・。

大切な人を送った方は、「おくりびと」を観ると、
当時の記憶がよみがえって来て、つらくなるかもしれません。
私も、悲しみがどーーっとこみ上げて、
気持ちを鎮めるどころではなくなりました。

母が亡くなって、まだ1か月半だったので、
観るのは時期尚早だったのかもしれません。
でも、たくさん泣いて、涙効果ですっきりはしました。
山を吹き渡る風のようなテーマ曲も、とても美しいです。
音楽で心が洗われ、聴いて流す涙で、また心が洗われます。

「私の想いは、母がわかってくれている。家族も。
母の想いは、私と家族がわかっている。
わかるひとは、わかる。それでいい」
という気持ちになりました。

母のときの「おくりびと」、納棺師さんも、
本当に温かく、穏やかで、すばらしい方でした。
人次第で、一生記憶に残るお別れの場面が、変わりますね。
こちらについては、また改めて書きたいと思います。

PS
「三毒追放」の「愚痴らない」が守れられていませんね・・・。

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ちいさなあなたへ

ちいさなあなたへ (主婦の友はじめてブックシリーズ)


Someday、いつか。
短い言葉だけれど、
それぞれの「いつか」に込められた母の想い。
最後の2ページで語られる「いつか」は、
よく見ると気づく娘の想いに、
母の気持ちは届いたのだと、胸が熱くなります。



本屋さんで先週見つけて、そのときはパラパラとめくっただけだったけれど、
今日、改めてじっくりと読んでみたら、涙が止まらない。
絵本コーナーで泣いている、あやしい人・・・。
涙をふいて、すぐにレジに向かいました。


お母さん、特に女の子のママなら、きっと胸がいっぱいになるはず。
私は、「こんな想いで母は育ててくれたんだ・・・」と、
母から手紙をもらったような気持ちに。
無条件の愛に、感謝の気持ちで涙があふれてきます。

母が亡くなる1週間ほど前、自宅のベッドで休んでいるとき、
小さな声で、私の名前を呼びました。
「あのね、夢を見たの。Karenが受験をしてね、うまくいったの。
それを、伝えたかったの」。
とても優しい声でした。
今でも、何回も、何回も、頭の中で再生しています。
お母さんは味方だよ、幸せになってほしいと
いつも祈ってるよ、と言ってくれたのだと思います。


私の赤ちゃん時代のアルバムは、
母の愛情が、強すぎるくらい、強く出ているので、みなさん驚かれます。
産後数日間の、ミルクの量や時間、私のしわしわの顔の似顔絵、
「○時、?ちゃん、起きる」「?ちゃん泣く」(まだ名前が決まっていないので)
などなど、本当に細かいです。
(メモを取る習慣は、母譲りかも?)

もし、母になって子育てをするときに
この本を読み返したら、ぐっと胸に迫るものがあるのでしょうね。
育児ストレスで、ついいらいらして子供に怒ってしまうとき、
この本を読むと、子供が生まれたときのことを思い出し、
素直で優しい気持ちになれる・・・とか。
(妄想です)

絵がとてもかわいくて、水彩の色使いもきれいなので、
見ていると、やすらぎます。
ママはもちろんですが、お子さんがいらっしゃらない方は娘の立場で・・・
どんな方でも、読むと、優しい、温かい気持ちになれると思います。

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月命日の偶然

Green_bell1

つい先日、母の月命日のこと・・・

お墓参りに向かう途中、近くのお花屋さんに立ち寄りました。

「お墓にお供えしたいので、長く持つお花がいいのですが・・・」
と優しい店員さんに相談しました。

さんざん迷って、クリームイエローのすかしゆりと
淡いピンクのカーネーションを選びました。
(カーネーションの持ちは、本当にいいです)

お会計の時に、
「今日は母の月命日なんです。3回目の。
これからお墓に行くんです」
と、お話すると、

「えーっ、父の月命日も、今日なんですよ!
1月に亡くなられたのですか?
父は、今年の2月です」

ちょうど1か月違いで、それぞれ親とお別れしたという偶然に驚き、
「たいへんでしたね・・・」と、お互い、しば
らくお話しました。
「私は父ですけれど、お母様・・・」
「いえ、同じですよ・・・」
「お母様、お若いでしょう?」

お話できて、気持ちが和らぎました。
母が引き合わせてくれたのかも?

お墓参りの帰りに立ち寄って、
家でお供えするお花も買いました。
(すっかりお得意さんです)

Green_bell2

バラは、とげがあるので、あまりお供えには向かないとの
話もあるようですが、
雰囲気が柔らかいし、気持ちが大切だと思うので、いいかな・・・。

グリーンのお花は、グリーンベル。
和名は風鈴花。

今回初めて見たのですが、ぽろんぽろーんとしていて、
とてもかわいいです。色もさわやかな感じ。
かすみ草のように、アレンジをするとき、
他のお花のアクセントとして使うそうです。
何色にも合うのではないかと思います。

ふくらんだ先にレースのように、白いお花が咲いています。


Green_bell3

PS
ひとつ前のエントリーに書きましたが、
英語ブログのランキングの参加をやめました。
今まで応援してくださったみなさん、
本当にありがとうございました。

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ランキングの応援ありがとうございました

これまで英語ブログのバナーをクリックして
応援してくださったみなさんへ


ご存知のように、最近、英語ブログではなくなってきています。

英語ブログのランキングからこちらに来られた方が
「母との別れ?悲しい?ん?」
と混乱すると思うので、
ランキング参加をやめることにしました。

これからは(も)、英語に縛られないで、
自由に書きたいと思います。
書くことで、気持ちの整理になるかもしれません。

昨年の4月から今日まで、
応援、本当にありがとうございました。

これからは、ブログの方向が大きくシフトしていきそうですが、
それでもいいという方は、よかったらまた来てくださいね。

英語の勉強については、書ききった感があります。
ご興味のある方は、右サイドバーにある
「いつのまにかTOEICスコアアップ勉強法」カテゴリーを
見てみてください。

みなさんが、楽しく効果的に
英語の勉強ができることを祈っています。

Karen

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Spotless Stove

さて、タイトルの英語の意味は何でしょうか?







正解は







汚れひとつない、ピカピカのコンロのことです。




とてもお恥ずかしい話なのですが・・・

コンロの焦げ付きの「蓄積」が、尋常ではないレベルに達し、
やるとなると大変だという思いから、数ヶ月間、放置していました。

母はきれい好きだったので、ここまで汚れを溜めずに、
こまめに掃除をしていました。
私も以前は母と同じく、コンロが温かいうちに、汚れをふき取っていました。

それが・・・いつのまにか手のつけられない状態に(涙)。
料理をするたび、悲しくなっていました。
ずっと、気にはなっていたのですが、
なかなかやろうという気が起きず・・・。

ところが、先月末になって、
4月になることだし、すっきりしたい、させたい!
と意を決し(大げさ)、ついにやりました、Spring Cleaning

重曹を使った掃除法はいろいろありますが、
母のやり方に自己流をプラスしたものは、こんな感じです。

①汚れの上に掃除用の重曹を振りかける
②古いタオルを切ったものを水でぬらし、コンロの上に乗せる。
 2時間くらい放置。パックをするような感じ。
③そのタオルを使って、汚れのひどいところには重曹を追加して、
円をかくように念入りにこする。

重曹を使った掃除法を紹介している
英語のサイト も見つけました。
こちらは、水で重曹を溶かしてペーストを作るやり方ですね。
 
きれいになって、気分すっきり、達成感もあります。
光が反射するようになって(笑)、キッチンが明るくなり、
気持ちよく、料理ができます。

先日、母のお墓参りに来てくれた主婦の友達に見せたら、
すごい、うちに来てほしい!と、褒めてくれました。
(彼女も、コンロの掃除に悩んでいるようです・・・)

母が亡くなってから、よく眠れない日が多かったのですが、
この日は掃除で体力を消耗したので、ぐっすり眠れました。
掃除をしている間は、無心になって、
ただひたすら汚れを落とすことに専念するので、
短い時間でも、辛いことを考えないで済みます。

もし、大切な人を亡くされたり、何かとても辛いことがあったら、
コンロに限らず、掃除はおすすめです。

まだそこまで体力気力が回復していないという方は、
溜まった汚れは見なかったことにして、
ゆっくり休んでくださいね。
今は体が重いかもしれないけれど、
いつか、掃除がしたくてたまらなくなります。

PS
この記事を書いたときは、すごく元気で、吹っ切れた感があったのですが、
最近また調子がよくなくて・・・。困ったな。
今、大切な人を亡くされた方のブログ巡りをしていますが、
みなさん、元気になってみたり、落ち込んだり、その繰り返しのようです。
なので、それでいいんだと思うことにしました。


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pink + blue

2

今年も行ってきました、千鳥ヶ淵。
ちょうど桜が満開でした。

8

桜のアップ
よーーく見ると・・・

3 

あれ?
(わかりますか?)

1

去年母と乗った、ボートがたくさん。

2日後に、また行ってみました。
え、同じ場所に?と思うかもしれませんが、
大好きなんです、千鳥ヶ淵。
桜の季節は、本当は毎日でも行きたいくらい。

4 

だいぶ、桜が散ってきています。
でもそれがまた、きれい。

Water 

花が散ると、今度はどんどん葉が出てきますね。
あっという間。

6

ピンクとブルー
(と焦げ茶と緑が少し)

7


とてもお天気がよくて、
風もさわやかで、ほんとうに気持ちがいい。

でも、どうしても、母のことを思い出して、
涙が出てきました。

5

写真を撮りながら、
悲しみに浸っていると・・・

「すみませーん、ボート乗り場はどこですか?」
と、元気で明るい声。
反対方向に行ってしまったという、ドイツの方でした。
千鳥ヶ淵、詳しいです、私。
お役に立ててよかったです!

花びらをそーっと拾い集めて、持ち帰り、
「お母さん、今年も桜が咲いたよ」と、お供えしました。


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200804031

みなさん、もうお花見には行きましたか?

1年前の昨日、4月3日に、
母と千鳥ヶ淵まで行ってきました。

母が横で写真を撮っていて、とてもいいアングルだったので
まねしてみたのが、こちら

200804032_2

菜の花と桜って、合いますね。

200804033

母「わぁ、ボートだ。乗りたい」
私「たぶん、すごい並んでるよ」
母「並ぼうよ。乗りたい!


お昼前だったからか、列は思ったより短くて、
10分ほどで乗ることができました。

体調の悪い母にかわって、
私が初めてのボート漕ぎに挑戦したのですが、
予想以上に難しくて、全然進まない・・・。

母「(オール)貸して」

ぐいぐいと力強くボートを漕ぐ母。
すごい。
カメラを向けると、モデル?のように
どんどん表情を切り替えて、
ふざけて変な顔も、してみたり。

200804034

水面から見上げる桜は、
格別の美しさ。ほんとうに、綺麗。
地上の喧噪から離れた、
30分間のおだやかな水上のお花見。



この数日前、医師と面談があり、
終末期医療の話と、延命措置の希望を聞かれました。
泣かないで、気丈に答える母。
その夜、母も私もたくさん泣きました。

母を励ますつもりでお花見に連れ出したのに、
笑顔でボートを漕ぐ母の姿。
励まされたのは、私のほうでした。



桜は、母の一番好きな花。
「ぱっと咲いて、ぱっと散るのがいい。
花びらが、いさぎよくぱーーっと散るのが、好き」。
桜の季節になると、そんなふうに話していた母は、
1年前は確かに私の隣りにいて、
舞い散る花びらを、一緒に眺めていました。

このときに母が撮って、自分で飾っていた写真の横に、
今年は「
啓翁桜」を並べて、母にお供えしました。
小さいけれど、桜。
家の中が、少しは明るくなったかな。

Sakura1

Sakura2

部屋に飾っている写真の母は、
見事な桜を背景に、ボートを漕ぎながら
こちらに優しく笑いかけています。
とてもなつかしくて、さびしいです。

昨年の今頃、お花見について書いた記事はこちら
私も、母と同じく、桜が大好きです。
(英語に訳しています)



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