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本日、生まれました

追記:勝間さんから、コメントをいただきました。ありがとうございます!

おととい3月5日、勝間和代さんと山田真哉さんのトークショーで産気づいて、予定日より早く、今日このブログが誕生しました。

トークショーが始まってすぐ、勝間さんが、「今日来られなかった方々のために、皆さんブログでシェアして下さい」と、宿題を出されました。けれど、「ふーん。でも、ブログ持ってないし、どうやって作るのかも全然わからないし・・・」と、正直思っていました。(ごめんなさい)

ところが、後半の質疑応答で、私の出した質問にお二人が答えて下さったのです。(ありがとうございました!)お二人の真摯なお答えにとても感動して、これはgive and shareするしかない!と、ブログを開設してみました。serendipity(偶然の中から必然を発見する能力)を、自分で生み出してみようと思ったのです。

手書きのメモ(解読不能なところも・・・)と記憶に頼って、できるだけ再現を試みてみました。ただ、残念ながら私の知識が足りないため、お二人のlogicに理解が追い付かない部分もありました。勝間さんの発言が山田さんの発言として書かれていたり、またその逆もあるかもしれません。勘違い、聞き間違い、抜け、などもあるかもしれませんが、ご了承下さい。

Enjoy your reading!                                                                           

勝間和代&山田真哉“お金”トークショー!(2008年3月5日 19:00-21:00 時事通信社ホール)

1時間のトークショーは、3つのパートに分かれていました。
1. 著書について、裏話
2. お金について
3. 役立つノウハウ・知識について(第二部の質疑応答に盛り込まれた)

以下、勝間さんをK、山田さんをY、と略させて頂きます。(KYってなっちゃいますが・・・。お二人は、空気「読める」ほうの、KYです!)

1. 著書について、裏話

K 「お金は銀行に預けるな」は、実は最初別のタイトルだったんです。経済本がだぶらないように、山田さんの本が出版される予定の時期と重ならないように、当初10月だったのが11月出版になって、1か月ゆとりができたんです。その間、光文社のKさんがタイトルを考えてくれました。このタイトルが決まった時点で、30万部売れると決まったようなものです。

Y この本、売れたらいいなぁと思ってました。堅い内容ですよね。30万部も売れて、日本人を見直しました。

K これは、光文社に持ち込みの企画なんですよ。依頼じゃないんです。山田さんの「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」の隣に並べたいなと思いまして。まだ、1冊しか本を出していない時です。

Y 「年収10倍」は?

K もちろん、まだ出していないころです。光文社さんが採用してくれたのは、すごいことですよね。

Y ここで皆さんに質問です。「お金は~」を読んで、実行に移した方、手を挙げてもらえますか? 1割くらいですね。

K 嬉しいですねー。実際にやる人というのは、普通1%くらいなんですよ。あっ、私は宿題を出すんですが。セミナーの感想を3行でもいいから、ブログに書いて下さいって言ってます。今、自分のブログを持っている人? 2割くらいですね。今回1752人の応募があって、300人当選されたので、今日来れなかった1400人のために、皆さんブログに書いて下さいねー。ちなみに、mixiやっている方は?mixi含めると、全体の5割くらいになりますね。

Y mixi多いですねー。

K そうなんです、多いんですよ。今日総務省のICT成長力懇親会に行って来たんですが、mixiの笠原さんがいらっしゃってました。その懇親会では、私は「構成員」と呼ばれるんですよ。mixiのユーザーは1300万人、アクティブユーザーは58%、平均の滞在時間はひと月に2.5時間だそうです。

Y 2.5時間?

K ひと月に、です。1日だいたい、10-15分くらいでしょうか。インターネットの滞在時間平均は、1日約20分だそうです。他のメディアに比べると、少ないですね。

Y テレビは?

K テレビは全然多いです。平均で、1日3時間以上です。インターネット滞在時間が1時間以上の人は、テレビや読書の時間を減らす傾向にあるんですが、私は「本を読みましょう」と、お願いしています。山田さん、ご著書を書くのはいかがでしたか?

Y 食い逃げ上下巻には、時間かけましたねー。それから、締め切りに追われて、寿命が2年縮まりました! 遅筆なので・・・。この食い逃げ上下巻は、「命のかけら」です。それが、〇ックオフで山積みになって、1冊105円で売られているという・・・。タイトルについてですが、まず書いたら、ぶ厚くなってしまったんです。新書なので、薄くするために上下巻に分けようということになって。そこで、数字の表と裏、というコンセプトが生まれました。最初、下巻のタイトルを、「食い逃げされてもバイトは雇え」にしようとしたんです。それが、丸善丸の内店のセミナーで、「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い、はどうか?と言ったら、会場にウケんです。そこで、これにしようと決めました。上巻「食い逃げされてもバイトは雇うな」を書いた後、苦情のメールが来ました。「私はバイトで生活しているのに、雇うなとは何ということだ」、と。上巻の後すぐに下巻を出版すればよかったんでしょうけど・・・。書くのが遅いので、出版が遅れてしまったんです。

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2. お金について

K では、ここから第二部の「お金」に入りたいと思います。お金に対するイメージですが、私のブログのコメントに、「お前のブログは広告だらけ」「自分のお金儲けに繋がることばかり」というのがあったり、「黙って利子がつくのは気持ちが悪い」とかいう人もいるんです。私は、「お金は感謝の表れ」だと思うんです。例えば、山田さんの本を買ったとします。山田さんの本に感謝して、直接感謝する代わりに、735円払う、ということです。一所懸命頑張って稼いだお金は、自分の大切な人や、好きなものに使うためにあるんだと思います。

Y ここに、黄色い決算書の本がありますが。別の出版社になりますけど・・・。

K 「怪しい決算をしている会社は、怪しいことをしていることが多い」ですね。倫理的に正しいことをしている会社は、会計的にも正しいということです。私の20年のアナリストとしての経験則から、そう思います。怪しい会社というのは、社会的に何かをしよう、ではなく、利己主義、つまり自分だけ得をすればいいという発想なんです。そういう会社は、従業員にも冷たかったりします。「代理変数」といって・・・。

Y 代理変数? せっかくここにボードがあるので、漢字で書いてみましょう。

K 企業の姿勢が会計に表れる、ということです。会計は、ビジネスの言語、コミュニケーションの手段です。会社の姿勢が、会計に出てくる、透けて見えるんです。会社の心の持ちようの「代理」として、「決算書」がある、ということです。私、決算書の中の文章を読むのが好きなんですよ。面白いです。

Y 小さい字の、ですよね? あー、僕も書きます。

K 言い訳、みたいで。確率的に、悪い時は必ずあるんです。うまくいっていないことを、説明して欲しいんです。ダメなことも、言えるか、言えないか。 金融は、「コミュニケーション」です。

Y 「さおだけ~」について、セミナーで質問すると、タイトルは知っているという方が8割。でも、読んだことがある方は2割なんですよね。今回、タイトルをま逆にすることによって、感情が生まれる、と思ったんです。現代アートのような。例えば、便器です。1960年代、だったかな、そういうアートがありまして。あ、いいですか? こういう話しても? つまり、その便器は、消費社会のメッセージであり、工業製品との対話、なんです。本のタイトルの話に戻りますと、なんで、現代において、ま逆の考え方が必要なのか、を考えて欲しいな、と。わかる人にはわかると思うんですが。

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Y 皆さん、会計と金融の違いってわかりますか? 考えたことありますか? 当てないので、手を挙げてみて下さい。少ない、ですね。

K 会計は、数えられないもの。金融は、きっちり決まっている、数えられる、実体そのものですね。金利=時間の概念があるのが金融、ないのが会計です。

Y 会計は、過去ですよね。過去の数値を集める。集めた結果、利益という、本当は存在しないものを示す。すみません、この辺から内容がだんだん難しくなってきます。ボードに書きますね。

売上-費用=利益

Y 売上と費用は、存在します。この、「利益」というのは存在しないもので、フワフワしているんです。こんな感じでフワフワ~っと。(利益、の文字を波線で囲む)だから、粉飾できるんですね。

K 大企業では、財務諸表を20通りくらい用意するそうです。で、そこから、一番都合のいいものを採用するんです。

Y この10年、バブル崩壊以前と比べると、資本主義の概念が違うんですよ。経営者資本主義から、投資家資本主義に変わったんです。

K 投資家、つまりファンドや個人投資家が、一番力を持っている、ということです。なので、会計が投資家望むものに変わった、つまり会計にキャッシュの概念が入って来た、キャッシュフローが大事、とういうことになりました。

Y かつては、原価主義と言って、経営者にとって便利な、備忘録として会計は便利なものだったんです。今は、例えば、有価証券。昔は原価だったのが、今は時価です。

K 会計学者がいま、ファイナンスのことを学んでいるんです。双方、入り乱れている状況です。会計を学ぶファイナンスの人間もたくさんいます。会計から見た株価をはじくと、キャシュから見た株価より正しい、という考えがあるからです。

Y 会計って、技術だと思うんです。金融という動くものを、過去のデータを整理して表す。「食い逃げ~大間違い」では、会計者は、投資家、経営者、どちらの肩を持つべきか、について書きました。私自身、金融に苦手意識があるんですけど、勝間さんは、金融、大変ではなかったですか?

K 私は25才の時に銀行に紛れ込んだわけですけど、会計が通用しないので、驚きました。例えば、ディスカウントファクター。今日の1円と明日の1円は違う、という。
あと、リターン-リスク=もうけ、ということも。72、この数字は覚えておくと便利です。資金を2倍に増やすには何年かかるか、計算できます。5%の金利の場合、72÷5=14年、です。これが、0.2%の場合、72÷0.2=277年かかる、ということです。死んでしまうので、ほとんど意味がない。統計上、歴史上、世界が衰退することはない。(だから、他の国にも分散投資を、ということを話されていたように思います)

Y 日本はだめでも、他の国は、発展する、ということですね。

K 最近の株価下落について、私はそんなにガタガタ騒ぐことではない、と思うんです。上がりすぎた株価が下がっただけ。ただ、株だけに投資するのは、リスクが大きいです。株はポートフォリオの1/4でいい。倍になると言われる新興株は、1/3になる可能性が高いです。私は、それこそ東証二部の、渋ーい株を買った方がいいと思うんです。今の状態が良く、リターンはそこそこ、長い目で見ればリターンがある、といったような。(この後、バリュー株の話)パチンコは、実際は損していても、儲かった日だけ覚えているそうです。新興株と似てますね。ギャンブルの世界。明日上がる株、なんてないです。あったら、私、人に教えませんよ。

Y 公認会計士がインサイダー取引で捕まりましたね。(以下聞き取れず、省略)

K 会計士は株に弱いっていいますね。金融は、本当に、やってみないとわからない。水泳と同じで、痛い目に遭わないと。私もFXやったとき、ボコボコにやられましたよ。


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3. 役立つノウハウ・知識について

Y ここで、ノウハウについてですが、どうしましょうか? 第二部の質疑応答に盛り込む、ということで、よろしいでしょうか?

K そうですね。ひとつだけ、私から休憩の前に「セレンディピティ」についてお話ししますね。これは、「インディでいこう!」で言っているのですが、「偶然の中から、必然を発見する能力」のことです。例えば、何で今日このトークショーに当たったのか?会計士二人のよた話を聞かないといけないのか?これは、「偶然」です。この偶然の中に、役に立つことが眠っている、それを見つけると「必然」になるんです。後で繋がってきたり、役に立ってくることがある、ということです。

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後半の質疑応答は、こちらのエントリーをご覧下さい。

                                                                               

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コメント

勝間です。初ブログ開設おめでとうございます!! こちらも、とてもうれしいです。

やりとげた感想はいかがでしょうか? あの質問は私が選びました。

こうやって、行動していただけるのが、まさしくセレンディピティですね。

ぜひ、続けてみてください。

投稿: 勝間和代 | 2008年3月 8日 (土) 09時45分

楽しく拝見させて頂きました。
私も当日のまとめを書いたのですが、やはり見る人によって関心のあるところが異なるのだな、と思いました。
私とは異なったところが詳しくまとめられていて面白かったです。
後半の質疑応答の公開を楽しみにしています。

投稿: 吉田 潤 | 2008年3月 9日 (日) 08時42分

>勝間さん
コメント、ありがとうございます!!
こうして勝間さんから直接コメントを頂けるなんて、ブログ・スロー・スターターだったことが、プラスに思えてくるくらいうれしいです。

勝間さんに質問を選んでいただいたとき、「これは何か意味がある!」と思い、今までずっと躊躇していたブログを開設することができました。きっかけを作ってくださって、ほんとうにありがとうございました! 

やりとげた感想は・・・おかげさまで、心配していたより、安産でした。このブログが元気に育つように、楽しくやっていきたいと思います。

投稿: Karen | 2008年3月 9日 (日) 12時15分

>吉田さん
読んで頂き、ありがとうございます。それぞれのバックグラウンドや興味のあることによって、同じものを聴いてもアウトプットしたものに違いがある、というのはおもしろいですよね。私は会計の話のときは「期ずれ?はて??」ってなってました。(なのに、「お金」トークショーに行くという・・・)脳内録音データと解読したメモを元に、質疑応答もこれからアップしてみます。

投稿: Karen | 2008年3月 9日 (日) 12時29分

karenちゃん、ブログ開設おめでとうっ。
安産でよかったね~。
これからも更新、楽しみにしてまーす。

投稿: マロン | 2008年3月 9日 (日) 19時07分

こんにちは(ハンドルは、わたしの苗字・名前のひらがなイニシャルなんですが、誰だかわかっていただけるかな?昨日メールやりとりした者です)♪

すごく濃い内容で、じっくり読ませていただきました。とても充実した内容の講演のおすそ分け、得した気分です。わたしまで、やる気をいただけた気がします。ありがとうございます。

先日は、勝間さんの本を紹介してくださって本当に感謝してます。次は「インディペンデントな生き方」を読んでみたいな、と思っています。自分の人生をすこしでもいい方向に持っていけるように、希望を持って具体的な取り組みをしていきたいです♪

今後も更新、楽しみにしていますね~。

投稿: はな | 2008年3月12日 (水) 10時49分

>マロンさん

お祝いメッセージ、ありがとうございます。
勝間さんが提唱するgiveの5乗ですが、マロンさんのことが思い浮かびました。私が思いつかないことを教えてくれて、ほんとうに助けられています。お互いの得意分野が違うことで、かえって学ぶことが多くて楽しいです。よかったら、またぜひ遊びに来てください。

投稿: Karen | 2008年3月12日 (水) 11時38分

>はなさん

こんなに長ーいエントリーを読んでくださって、ありがとうございます。このブログは、はなさんのような、遠くに住んでいて、なかなか東京に来られない方々のためになれば、と思って始めました。勝間さんのエネルギーをUSAまで届けたい、と本を送って、はなさんによろこんでいただけて、私もうれしいです。次は、「インディペンデントな生き方 実践ガイド」をお届けしますので、楽しみにしていてくださいね~

投稿: Karen | 2008年3月12日 (水) 11時48分

sunブログ開設おめでとうsun
個人的には英語訳があるのが、すごくいいなって思う。更新楽しみにしてまーすlovely

投稿: fmk | 2008年3月17日 (月) 16時58分

>fmkさん
英語訳、fmkさんに気に入ってもらえてよかったです☆全部のエントリーを英訳することはないかもしれないけれど(長文が多いので・・・)できるだけやってみるつもりです。ネタもいろいろ温めているので、よかったら、また見に来てください!

投稿: Karen | 2008年3月18日 (火) 08時24分

Karenさん、こんにちは。
 過去の記事、今頃拝見しました。勝間さんと山田さんのトークショー、開催されたことは知っていたのですが、あとから知ったものとしては、内容までこんなに丁寧に再現してあるので、追体験ができ大変嬉しいブログです。ありがとうございます。

投稿: えふ | 2008年3月22日 (土) 10時44分

>えふさん
喜んでいただけて、私もうれしいです! あの日は集中してメモを取っていたので、前半の1時間で、すでに右手がぶるぶる震えてました。帰りの電車の中でも、記憶が残っているうちに!と思って、メモの余白に追記してたんです。(夢中に何か書いている、周りから見たら怪しい人だったかも・・・)このエントリーにコメントいただいている吉田さんのブログはご覧になりましたか? とても丁寧にまとめられていて、おすすめです。えふさんのブログにも、またお邪魔させていただきますね。

投稿: Karen | 2008年3月23日 (日) 22時34分

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