ブログ更新はこれが最後です

Dawn


このブログを読んでくださったみなさまへ


ブログの更新は、これが最後になるかと思います。

貴重な時間を割いて、コメントを残してくださった方の優しさと、
真摯なお気持ちに、感謝いたします。
みなさまのおかげで、書くのがとても楽しかったです。
今まで、本当にありがとうございました。

コメントを残してくださった方には、お返事をいたします。
お返事まで時間がかかってしまいますが、ご了承ください。

これからは、悲しみを癒すことと、
Revised New Year's Resolutionsの達成に向けて、
日々を過ごしていきたいと思います。

みなさまの健康と幸せを、お祈りいたします。

Thank you and have a great day!

Karen :)


PS
お蔵入りになりかけた記事を、下にアップしておきました。
よかったら、読んでください。
                   
                 

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アメリカとイギリスに行くときはyelp

Burger

ガイドブックには、いいことしか書いてなくて、
行ってがっかり、なんてこと、ありませんか?
説明が少なくて、イメージが湧かなかったり。

アメリカ、イギリスに旅行に行くとき、オススメするのが、
yelpという口コミサイト。

旅行先に友達がいれば、おいしいところを教えてくれます。
友達がいなくても、情報は地元の人に聞こうAsk the locals
実現できるのが、yelpです。
レビュー数が多く、えー、そんなこと書いちゃうの?という
正直すぎるコメントもあります。

例えば、Barney's Gourmet Hamburger(上の写真)。
レビューを見ると、好き嫌いは本当に人それぞれで、
接客について、厳しい意見も見受けられます。
私は、☆☆☆☆☆あげるんだけどな。
Sunshine Burgerと、Milano Burgerがおいしかったです。

Berkeleyにある、エチオピア料理のレストラン
The Blue Nile
今度アメリカに行くときに、また行きたいなぁとyelpで調べたら・・・
closed。ショックです。
私と同じように、「閉店してたなんて、知らなかった。信じられない」
「おいしかったのに。残念」というコメントが、たくさんついていました。
I will cry forever...I LOVED this place!なんて書いている人も。


「なんかかわいい~」と吸い寄せられるように入った
カフェの名前を、すっかり忘れてしまいました。
「Union Street, San Francisco, American Apparelの近く」
という記憶をたよりに、American Apparelを探して→
地図の下にあるBrowse NearbyからCoffeeを選んで→
見つかった!Jovino

Wi-Fi(無線LAN)が入っていて無料なので、
PCを持ち込んでいる人が多かったです。
(「サンフランシスコ、無料Wi-Fi(無線LAN)、カフェ」という条件でも、
検索できます)
それから、赤ちゃん連れも何人かいました。
木の家具を使っていて、温かみのある雰囲気。

Tofuなんとかというサラダを注文したら、豆腐が見当たらない。
「Tofuが入っているはずなんだけど・・・」と、感じの良いお兄さんに言ったら、
どっさり持ってきてくれました。
実は食べているうちに、一番下に豆腐が入っているのを発見・・・。ごめんなさい。
サラダの味は・・・、ビーツが苦手なので、とってもらえればよかったな。
野菜はオーガニックで、たっぷり。日本のカフェの3倍くらいの量です。


yelpには、レストランだけではなく、美術館なども。
私の大好きなLegion of Honorは、4.5☆でした。(レビュー数301)
母の日には、お母さんだけではなく、全ての人が入場無料だそうです。
知らなかった。懐の深さを感じる、いいサービス。

ここには、モネの睡蓮のなかで、私が一番好きな絵があります。
ここに住みたいくらいです。もちろん、☆☆☆☆☆あげます。
カフェにはテラス席もあって、風を感じることができて、気持ちがいいですよ。


Legion_of_honor

あー、これを書いていたら、アメリカに行きたくなってきた!
でも、今の精神状態で行ったら、
日本に戻って来る自信がありません。危険です。

頭のどこかに、yelp*、ぜひ覚えていてくださいね。

*yelpとは、「キャンキャン吠える」という意味です。
いいお店を見つけて、「ねー、聞いて!こうだよ!」と、
みんなに伝えたい気持ちを表現したのかな?
                         
                     

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本選びの打率を上げるには

蔵出し記事の第2弾です。これは、2008年12月に書いたものです。

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おもしろそう!と思って買った本を実際に読んでみたら、
「ハズレ」だったという経験はありませんか?

本はたくさん買って読みたい。
でも、予算が限られていて、そんなに買えない。
できれば当たりの確率を高くしたい、と思いませんか?
今日は、「Reading Hacks」から、なるほど~と思った部分を紹介します。

READING HACKS!読書ハック!―超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣

そもそも、「本選びの打率」とは、どれくらいの数値なのか?
明治大学教授・斎藤孝さん(「声に出して読みたい日本語」)の打率は、
「6割6分6厘」だそうです。
日本語の達人でさえも、3冊に1冊はハズレだということ。

それなら、私のような「素人」がハズすのは仕方がないのかも。
でも、何かいいコツがあるのなら、知りたい。

印象的なコツのひとつは、「ビジネス書はウェブショップで買わない」。

どうしてダメなのか?
(本の感想をブログで書いているので、矛盾しているのですが)

それは、「インパクトの強いレビューにひっかかって、
本当は必要でない本を買ってしまいがち」だから。

「重要なのは、レビューアーの意見ではなく、自分の抱えている問題を自覚し、
少しでもそれに対応するヒントを探せるか」(p.55)。
つまり、他人の好みや意見を、なるべく取り入れないようにするのがコツなんだそう。
今までは、レビューを保証のように感じていたので、全く逆の発想です。

「打率」を上げるためには、実際に書店に足を運んで、
自分の眼で確かめて購入する。それを続けるのが大事とのこと。
確かに、ネットで見て気になった本でも、実際に書店で見たら、
思った内容と違っていて買うのをやめた、ということもあります。
全体的な読みやすさ、レイアウト、情報量、「最終的にこの本は買いなのか?」
といったことがわかります。

この本の著者と私の習慣で同じだったのが、「読書のほしいものリスト」を作っておくこと。私は手帳に書いています。

もし、ハズレの本をひいてしまったときは?

おもしろくない本は、読むのをやめる
ハズレの本を読むことほど、時間の無駄はない」(p.110)。
つい元を取ろうと思って、最後まで読もうとしていましたが、
これからは、思い切って途中でやめてみよう!

本で当たりが出たときの楽しみ方として、「読書キット」が提案されています。

著者のキットは

*最近読んでいる新書や文庫が2冊
*フィルム素材のpost-it
*色ペン2-3本
*iPod
*小さなスケッチブック

以上を、ペンケース(無印で売っているような透明のポーチ)に入れる。

これがあれば、移動時間や人を待っているときなど、15分くらいのすきま時間にも
メモを取りながら読書ができて、
本を活用できるそうです。

読書中にメモは取らない派ですが、post-itはあると確かに便利だと思い、
この本を読んですぐお店に直行。買ったのは、これ

今まではページの端を折るだけでしたが、圧倒的に感動した部分に
ポスト・イットを貼るようにしてます。
私はページの折りすぎ傾向にあるため、感動レベルの見分けがついて、便利です。
本を閉じたときの見た目も綺麗で、おすすめです。

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この記事を書いたあと、母が亡くなってから読む本は、
悲しみを癒す本が中心になりました。
(それと、「料理本」)
そのとき一番の悩みの解決法、答えを、必死になって本に求めます。

死別体験者である著者は、いわば「先達」。
「私も同じです!」と言いながら、一緒に話している気分になり、
どうにもならない感情を、少しずつ解放しようとしています。

                  

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親が亡くなったときに自分を癒す方法

River_2

Helping Yourself Heal When a Parent Dies (by Alan D. Wolfelt, Ph.D.)
「親が亡くなったときに自分を癒す方法」を、一部省略して訳しました。

訳しているうちに、不思議と癒されてきました。
意味をよく咀嚼したからかもしれません。

お父様、またはお母様を亡くされて、このブログに来てくださった方へ。
2009年1月に母が亡くなったので、お気持ち、よくわかります。

私も、まだまだ葛藤の日々です。
最近泣いてなかったのに、今日はコップ1杯くらいの涙が出ました。

私は、死別の悲しみは「乗り越える」ものとは思っていません。
乗り越えるというより、消えることのない悲しみと共にどう生きていくか、
どうつきあっていくかを、少しずつ学んでいくのではないか・・・
そんな気がします。

みなさまに、少しでも、ほっとする時間がありますように。


追記:お読みいただき、ありがとうございます。
このブログは、現在更新をお休みしております。
お返事は必ずさせていただきますが、お時間がかかりますことを
どうかご了承ください。
よろしくお願いいたします。

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お父さん、お母さんが亡くなってしまったんだね。
親との関係が、よかったとしても、悪かったとしても、
親への想いはとても強かったんじゃないかな。
基本的には、ほとんどの人が親を深く愛している。
親も、世界で一番、無条件の愛を与えてくれる。

かけがえのない人を失って、悲しくてしょうがないよね。
亡くなった人への思いや感情をさらけ出すのが、死を悼むということ。
あえてさらけ出すことが、悲しみを癒すのに必要なんだ。


あなたの悲しみは、あなただけのもの

死別の悲しみは、ひとりひとり違う。みんなが同じ方法で悲しむわけじゃない。
親との関係、どんなお別れだったか、精神的にどんな支えがあるか、
文化、宗教の違いによって、
悲しみの体験は異なってくる。
だから、自分自身のやり方で悲しんでいい。他の人と比べないでね。
どれくらいの期間が過ぎたら、悲しむのはもう終わり、
なんて考えに左右されなくていいよ。

一日、一日、自分のペースでのんびりいこう。


いろんな感情が押し寄せる

親子の絆は、人間が持つなかで、一番根本的なものなんじゃないかな。
お母さん、お父さんが亡くなったことで、その絆が引き裂かれてしまった。
そして、さまざまな強い気持ちの揺れを体験する。

まひしたような感じ、混乱、恐怖、罪悪感、安ど感、怒り・・・
こういった感情は、ほんの一部。
短い間に次から次へと押し寄せたり、一度に感じるかもしれない。

親と死別したときに感じる気持ちは、人によって違うけれど、
共通してよく聞かれる感情を説明すると・・・


悲しみ

親が亡くなったら悲しいって、わかってはいたと思うけれど、
こんなに悲しくなるなんて、想像してなかったかもしれないね。
でも、これだけ深く悲しむのは、自然なことなんだ。
だって、無条件で、他の誰よりもあなたのことを心配してくれた人が、
いなくなってしまったんだから。

もし今回、両親の最後のひとりが亡くなってしまったのなら、特に悲しいと思う。
「大人の孤児」になるのは、とても痛みを伴う、人生の転換だから。
あなたに子供がいたら、おじいちゃん、おばあちゃんを亡くしたことになるから、
それを思うと、また悲しいよね。
たくさん悲しんで、自分の心の痛みを受け入れよう。


安ど感

もし親が亡くなる前に、しばらく闘病していたら、お父さん、お母さんが亡くなって、
あなたはほっとしているかもしれない。親の看病をしてきたなら、この想いは強いかもしれない。だからといって、お父さん、お母さんを愛してなかったわけじゃないよ。
親の苦痛が終わって、ほっとするのは、愛しているからこそ。自然なことだよ。


怒り

機能不全家族や、虐待のあった家庭に育った場合、解消できなかった怒りが、
亡くなった親に向くかもしれない。

つらい感情が、親の死によって、表面に浮上してくるかもしれない。

愛情のある関係だった場合は、親がまだ若いのに、永遠の別れが訪れたことに怒りを感じるかも知れない。
もし怒りを感じるなら、怒りの原因を分析して、受け入れるようにしてほしい。


罪悪感

親との関係に問題を抱えていたり、距離があったり、複雑な感情を持っていた場合は、親が亡くなったときに罪悪感を感じるかもしれない。
こう言おうと思っていたのに、言えなかったとか、あんな傷つけるようなことを言わなければよかったとか。

でも、罪悪感や後悔といった感情は、お母さん、お父さんが亡くなったときに、自然に持つもの。こういう気持ちに向き合うことが、癒しに必要なんだ。
自分のこと、おかしいんじゃないかと思うかもしれないけれど、いたって普通で、健全だよ。どんな気持ちになったとしても、自然に任せよう。自分に批判的になったり、つらい考えや感情を抑え込もうとするのはやめよう。
悲しい気持ちを親身になって聴いてくれる人に、できるだけ会って話をしよう。

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死別が家族全体に与える影響

親が亡くなったことがどう影響するかは、あなたと、兄弟・姉妹、それぞれ違うんじゃないかな。だって、ひとりひとり、親との関係が違うから。それぞれが自分のやり方で、親との別れを悲しんでいいと思う。

親が亡くなったことで、もしかしたら、兄弟の間で衝突するかもしれない。葬儀のやり方で意見が分かれたり、金銭的なことで揉めたり。嫌になるかもしれないけれど、これも自然なこと。ストレスが多いこの時期、家族でお互いよく話し合うようにしよう。
嫌なことばかりじゃなく、親が亡くなったことで、兄弟の絆を強く感じるかもしれない。
ありがたいね。

それから、ひとり遺されたお父さん、お母さんのことを考えてみよう。
長年連れ添った奥さん、旦那さんを亡くすということは、子どもが受ける衝撃とは、また違う。だからといって、あなたは親に対して責任がある、と言いたいわけじゃない。
まずは、あなた自身を癒すこと、自分の悲しみに向き合うことが、なによりも大事。
そのうえで、親よりも若くて、回復力もあるあなたなら、忍耐と思いやりの気持ちを持って、親に接していけるんじゃないかな。


人に助けを求めよう

つらいとき、自分を思いやるつもりなら、人に助けを求めることが一番。
こんなふうに考えてみて。
親を失うということは、これまでの人生で一番つらい仕事じゃないかな。
大変なときは、誰かが手を貸してくれると、負担が軽く感じられるよね。

亡くなった親が高齢だった場合、人はあなたの悲しみを理解してくれないかもしれない。年を重ねることを軽視しがちな文化だから。お年寄りは知恵、経験、愛を与えてくれる存在というより、もう役目を終えた人たち、という見方をするのかもしれない。
「大往生でしたね」「寿命でしたよね」なんて言われたり。「お母さんは特別な存在でしたね。お母さんとの絆は、大きな意味がありましたよね。お亡くなりになって、残念ですね」と言われるかわりに。

あなたの悲しみを認め、話をそのまま聴いてくれる人を探そう。
あなたの気持ちを判断しようとしたり、ひどいときは、流そうとする人は、避けよう。
痛みが消えることはないけれど、人と分かち合うことで、時間をかけて、痛みに耐えられるようになる。
助けを求めることで、人とのつながりや愛情がさらに強くなって、
人生に再び生きる価値が見えてくるよ。


体と心の限界を許そう

死別の悲しみを体験すると、疲れきったように感じると思う。思考力が落ちたり、物事を決められなくなったり。エネルギーが低くなることで、自然とペースをゆっくり落とすようになる。体と心の声を聴くようにしよう。自分自身をいたわってあげよう。しっかり休もう。バランスの取れた食事をしよう。スケジュールを、できるだけ軽くしよう。

悲しみは、(薬のように)「投与」するものと考えてみよう。毎日、一日中無理して死別のことを考えなくてもいいんだよ。自分を癒すために、悲しむことは必要。
でも、生きていくことも必要なんだ。


意味を求める
 

「どうして、今、お母さんが死なないといけなかったの?」
「亡くなると、どうなるんだろう?」
人生や生きることの意味を求めるのは、親が亡くなったときの、自然な反応。
悲しみを癒していくのに、こうした疑問に答えを探すことは、必要なんだ。
確かな答えが見つからなくてもいい。
大事なのは、物事をじっくり考え、感じていくこと。


思い出を大切にする
 

親はもう、この世には存在しないけれど、心の中、思い出の中に生き続けている。
思い出を大切にして、家族や友達と分かち合おう。思い出して、笑うかもしれないし、泣くかもしれない。
どちらにしても、思い出は永遠に残る、お母さん、お父さんとの大切な繋がり。
思い出を形に残したいと思うかもしれない。木を植えるのもいいし、箱を用意して、
思い出の写真や形見を入れるのもいい。
 

悲しみと癒しに向かって

もう一度思いっきり生きて、愛するために、親の死を悲しまなくてはいけない。悲しみを隠さずに出すことで、初めて自分を癒すことができる。悲しい感情を否定すると、余計にややこしくなって、重くなってしまう。
悲しみを受け入れて、癒してほしい。
悲しみとうまくつきあえるようになるのは、そんな急にはできない。
悲しみとは、ひとつの出来事として終わるものではなく、一連の作業だということを覚えていてほしい。
焦らないでいいし、自分に甘くていい。
そして、親が亡くなったことで、あなたの人生が永遠に変わったいうことを、
けっして忘れないでね。

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最後に観た映画

母と最後に観に行った映画は、あさぼっちさん におすすめしていただいた、
マルタのやさしい刺繍」です。

マルタのやさしい刺繍 [DVD]

感想は、こちらの記事で書いています。

映画で使用されていた旗が、展示されていました。

Flag


「マルタ、かわいい」と言っていた母は、
記念に絵葉書を買っていました。
そんな母を、いつもかわいいのですが、さらにかわいいと思いました。

この日は、有楽町の
クリスピークリームドーナツ
→銀座で映画
→ZARAでウィンドウショッピング。(母は初めて)
→マロニエゲートsou で食事
東急ハンズ で買い物(母が欲しがっていた、トング を購入)
→有楽町イトシアでお茶

以上、母娘のお出かけ王道?コース。

疲れているはずだから、食事のあと、「今日はもう帰ろう」と言う私に、
母は「デザートが食べたい。お茶しようよ」。
スタバに行ったら、とても混んでいて、席がいっぱい。
「帰って、家でお茶しようよ」と言ったら、「お茶したい」と、母。

たどり着いたのが、
茶寮花絵
出されたお皿にお花が添えてあって、「あら、かわいいね」
「後の女の人の声、すごいね。興奮しちゃって(苦笑)」
「あー、おいしいねー」と、
いつものように、なんてことない話をしたので、
他に何を話したのか、詳しくは覚えていません。

がんと診断される何年か前、二人で銀座の歩行者天国を歩いていたら、
バイオリンの音色が聴こえてきました。
生で聴くショパンの「ノクターン」にうっとりした母は、
興奮気味にその場でCDを買い、家でよく聴いていました。
久しぶりに銀座を二人で歩いたら、その日のことを思い出しました。

今回、なぜか、駅のホームで手を繋ぎました。
ふだんは、繋がないのに。風がびゅーーっと吹いて、寒かったから。
「お父さんと二人のときは、いつも手を繋ぐんだよ。ラブラブなの」と、
母は笑いながら話してました。

この日が母と最後の映画鑑賞、二人きりでの外出になりました。
まさかこれが最後になるなんて、思わなかったです。
亡くなる、ほんの2か月ほど前のことです。

あさぼっちさんのおかげで、映画を観に行くことになり、
思い出を作ることができました。
ありがとうございました。
(お礼を言うのが遅くなって、ごめんなさい)

くしくもこの映画、ご主人を亡くして意気消沈していたマルタが、
友人の励ましとともに、かねてからの夢だったお店を出すという、再生の話。
そしてもうひとつ、突然の悲しいお別れが・・・。
母と最後に見た映画が、「マルタのやさしい刺繍」だったということは、
何か意味があるのかもしれません。
                            

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